雲越 ジョルノ

総合

貨幣を媒体とする孤立自由と労働市場真理教

筆者は、孤立自由は貨幣信仰を生み、貨幣信仰をもって自由主義労働市場は職業召命観を偽造したと思う。日本は労働市場真理教という宗教の国だ。
キリシタン広場

犠牲は望まない

マタイ福音書の第一二章に「憐みは好むが、いけにえは好まない」という件があります。安息日に安息日のルールを破っている人を裁くなという文脈の中で出てくる言葉です。この後に「羊が安息日に溝に落ちたら、羊を手で持って引き上げてやらないだろうか」という文言が出て来ます。安息日には善い行いを薦めているのです。
活動日誌

国民国家不要論と教育論

日本の識字率は江戸時代から高く、文書主義社会の中で土地所有や教育が深く結びついていた。その土壌の上に、明治時代には「富国強兵」をスローガンに学校教育が始まった。
平和

平和とはなにか

稚拙な共感を禁じられた領域は音楽とは逆に平和のつながりを持ちづらく、平和という価値観から(どういうことかと言うと、平和を人に喩えるなら平和の女神がいて、彼女から、そこに住んでいたくないわと)そっぽを向かれてしまうのだろうか。
総合

共産主義と普通選挙

代議制の利益代表と言う仕組みは、その辺りの辻褄である。その一方で、平等な普通選挙とは、選挙が無かったらほとんど政治に関われない一定の市民に水を向けるものなのだ。共産主義ではじめて救済される市民の声を立法府に届けることは、普通選挙によって実現するものなのだ。
総合

革命と平等

この一面的な見方はマルクスの唯物論を大いに援護する。ブルジョワの反道徳は、物質の環境が精神を生む証拠である。そこで貧困を労働者側の道徳論で解決させず、革命は平等とみなされたと言える。
総合

空想と兇行

共産主義が、革命という兇行に陥る思想と見なされる最大の癌は、自由主義市場経済への寄生という巧みさを「持たざるがゆえの共産主義者」という前時代的な単一の境界である。
総合

共産主義者という単一の境界があるかのように言われる

共産主義の目的はマルクス哲学であり、労働の主体としての人間の解放と人間性の尊重である。筆者は、貨幣的価値に隷属しない社会の実現という一つの定点を見出した共産主義者である。
国際経済

自由主義のもとアメリカが主導する国際経済の歯車

このメカニズムが働く自由主義経済は、国際競争に晒される輸出産業を長期間強いまま生かしていくうえで都合がよいものだ。しかしそれは日本経済の頂点的企業群を鉛筆の芯のように尖らせて誇るような感覚に等しい。