革命と平等

総合

マルクスはブルジョワを敵視し、『資本論』のなかで、ブルジョワは貨幣的価値に隷属するあまりプロレタリアートへの反道徳を改めないと糾弾した。プロレタリアートを保護する道徳を売り飛ばせば、そのぶん貨幣が多く手に入る限り、少なくとも道徳に値段が付けられたのは間違いない社会があった。

この一面的な見方はマルクスの唯物論を大いに援護する。ブルジョワの反道徳は、物質の環境が精神を生む証拠である。そこで貧困を労働者側の道徳論で解決させず、革命は平等とみなされたと言える。

労働法規とはそれ自体が国家の仲裁であり、革命を防ぐ意志なのである。

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